デイトレードの練習方法

この記事では、「デイトレードの練習方法」を紹介します。
前に紹介した『株デイトレ・スキャルピングの練習方法』とは別の練習方法です。
「銘柄選び」と「入る状況選び」の練習方法を紹介します。

デイトレードで利益を出すためには、「銘柄選び」と「入る状況選び」が大切です。
利益を出しやすい銘柄を選んで、利益を出しやすい状況で入ることが大切。
そのため、まずは「銘柄選びの練習」と「入る状況選びの練習」をしたほうがいいでしょう。
その後で「入るタイミングを見極める練習」をしてください。

デイトレードのスタイルはさまざまなものがあります。
基本的には、「(デイトレード当日に)株価が大きく上がる可能性がある銘柄」を選んで、「株価が上がりやすい状況」を選んで入ります。
「上手くいったら大きな値幅を取れるトレードをする」というわけです。
「株価が大きく上がる可能性が低い銘柄」や「株価が上がりにくい状況」でいくらトレードしても儲けられません。
そのため、「銘柄選びの練習」と「入る状況選びの練習」をするわけです。

「銘柄選び」の練習方法

「株価が大きく上がる可能性がある銘柄」は、「(デイトレード当日に)より多くの資金が流れ込んでくる銘柄」です。
「多くの資金で株をたくさん買うから、株価が大きく上がる」というわけです。

より多くの資金が流れ込んできそうな銘柄は主に以下の3つです。

①好材料が出た銘柄
②好材料が出た銘柄からの連想買いが入りそうな銘柄
③注目度の高いテーマに絡んだ銘柄

これらの銘柄は「株探」で探すことが多いです。

材料は、
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック!
という記事。

テーマは、
人気テーマ(3日間のランキング)
を参考にしています。

その他、特集記事からも探しています。
また、「開示情報」などでも探します。

上記の3つに該当する銘柄すべてに多くの資金が流れ込んでくるわけではないので、実際に資金が流れ込んできている銘柄を見極める練習が必要です。
「チャートの形」や「出来高」などから見極めます。
また、「雰囲気」というのも重要です。

最初は実際にトレードしなくてもいいでしょう。
「今日、多くの資金が流れ込んできているのは、この銘柄とこの銘柄だろう」と予想するだけでもかまいません。
続けていけば、銘柄選びが上手になるはずです。

毎日、同じ銘柄でトレードするというのも1つの手ですが、その銘柄の株価が大きく動かなければ、その日は利益を出すのが難しくなってしまいます。
それよりも、株価が大きく動く可能性が高い銘柄を選んでトレードしたほうが利益を出しやすいと思います。
「慣れない銘柄をトレードするのは苦手だ」という方もけっこういます。
そこも含めて、練習しましょう。

「入る状況選び」の練習方法

「入る状況選び」はそれほど難しくないと思います。
「株価が上昇傾向になってる状況」を選びます。
この見極めは、前に紹介した「5分足チャートのぱっと見で株価状況を分析する方法」を少しアレンジして使えば簡単です。
5分足チャートに以下の2本の移動平均線を表示させます。

12本移動平均線
24本移動平均線

以下の3つの条件すべてに該当していれば、株価は上昇傾向だといえます。

条件①…24本移動平均線が上向きになっている
条件②…12本移動平均線が24本移動平均線の上で推移している
条件③…株価が12本移動平均線の上で推移している

下のチャートでは赤い四角で囲ったところが3つの条件に該当するところです。

※なるべく、12本移動平均線と24本移動平均線が一定の間隔を保ちながら推移しているほうがいいです。

もちろん、この状況で買えば必ず利益が出るというわけではありません。
上昇が続かないこともよくあります。
そこで、重要になるのが先に説明した「銘柄選び」です。
株価の上昇が続く確率を高くするために、銘柄選びが重要になるわけです。
より多くの資金が流れ込んできている銘柄のほうが、上昇が続きやすいからです。

株価が下落傾向の状況では買わない
逆に、以下の3つの条件に、すべて該当している状況ではなるべく買わないようにします。

条件①…24本移動平均線が下向きになっている
条件②…12本移動平均線が24本移動平均線の下で推移している
条件③…株価が12本移動平均線の下で推移している

下のチャートでは青い四角で囲ったところが3つの条件に該当するところです。

デイトレードで負けている人の多くは、このような状況で「(反転狙いの)底当てゲーム」や「ナンピン買い下がり」をしています。
もちろん、株価が反転することもあるので、これらのトレードでも儲かることがあります。
しかし、けっして効率が良いトレードとはいえません。
素直に、上昇傾向になっている状況でトレードしたほうがいいでしょう。

デイトレードでは「おいしいところだけをいただく」

話が少しそれますが、デイトレードの良いところは「利益が出やすいところだけでトレードできる」ということだと思います。
株価が下がりやすいところでは株を持っていなくてもいい。
株価が上がりやすいところだけで株を持っていればいい。
言い方を変えると、「おいしいところだけをいただくことができる」ということです。
これを意識してトレードすることが大切です。
このようなことから、なるべく上昇傾向になっている状況を選んでトレードしましょう。

「入るタイミング」について

「入るタイミング」は、人によって「合う、合わない」があるので、自分の得意なスタイルで練習しましょう。
「飛びつき(飛び乗り)が合う」という人もいれば、「押し目買いが合う」という人もいます。
私の場合は、押し目買いか、リバウンド狙いで入った後に株価が伸びそうであれば持ち続けるというスタイルで入ることが多いです。
ただ、チャートから「大きな資金を動かしている側の意思」が読み取れたときは、飛びつきで入ります。
たとえば、「株価をまだ上げていくつもりだな」と読めたら、そのタイミングで飛びつきます。

株価状況の見極めには5分足チャートを使いますが、「入るタイミングの見極め」には5分足チャートを使わなくてもかまいません。
1分足チャートを使ってもいいですし、板や歩み値を使ってもいいでしょう。

実際のトレードによる練習

はじめは、「株価3ケタの銘柄で、100株だけのトレード」で練習してみてください。
含み損が出たら、迷わずにロスカットする。
含み益が出たら、利を伸ばしてみる。

少し上達したら、200株に増やしてみましょう。
含み益が出たら、分割で利食いする。

そして、利益が出るようになったら、少しずつ株数を増やしていきましょう。

デイトレードで毎日を給料日にできるように頑張ってください!

以上です。
また気付いたことがあれば、追記します。

 

私(二階堂重人)が使っている「リバウンド狙い手法」です。
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