デイトレでは「逃げ場がある状況で入ること」が大切

デイトレやスキャルピングでは、「逃げられるところがある状況で入ること」が大切だと思います。
「ここで逃げられるから入ろう」
「逃げられるところがないから入るのをやめよう」
というように、逃げ場があるかどうかで、「入る、入らない」を決めるわけです。
これが「デイトレで毎日を給料日にするコツ」の1つです。

では、逃げ場とはどのようなところでしょうか?
これは「厚い買い注文が入っているところ」です。

たとえば、買い板が下の図のような状態だったとします。

520円のところに「2万株」の買い注文が入っています。

現在の株価は525円。
「525円で1万株買おうかどうしようか」、迷っていたとします。
もし、1万株を買った後に株価が下がったとしたら、この520円のところで逃げられます。
この「2万株の買い注文が入っている520円のところ」を逃げ場とすることができるわけです。

もちろん、買い注文がずっとあるとはかぎりません。
取り消されたり、値段を変えられたりすることもよくあります。
しかし、そこまで気にしていたら、入るタイミングがなくなってしまうので、とりあえずは、「今出ている注文がそのまま維持される」という前提で入ります。

このような「逃げ場がある状況」で入ることが大切です。

大したことではないのですが、やるとやらないとでは、勝率や利益額に差が出ます。
デイトレの場合、1日に数十回のトレードをします。
1日では大した差にならないかもしれませんが、1週間、1ヶ月、1年という長いスパンで見ると大きな差になります。

デイトレ初心者の方は二階堂重人の「初心者のための株デイトレ講座」も読んでください。

逃げられる株数だけ買う

板の状況に合わせて株数を調整することも大切です。
たとえば、1万株買いたいと思っていても、5000株分の逃げ場しかなければ、株数を5000株にしなければなりません。
3000株分の逃げ場しかなければ、株数を3000株にするか、そこでの買いを見送らなければなりません。
このように逃げ場のサイズをよく考えて、そのサイズにあった株数だけ買うようにしましょう。

逃げ場の解説は以上です。
この逃げ場の考え方は、基本中の基本、だと思います。
デイトレやスキャルピングをするときはなるべく、逃げ場がある状況で入るようにしましょう。

 

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