今回の記事は「高値と安値」についてです。
デイトレのとき、日中足チャートだけでなく、日足チャートも見ています。
日足チャートを見るときのポイントいくつかあるのですが、その1つは「高値と安値」です。
具体的には、以下のことをチェックします。
高値を切り上げたのか、切り下げたのか。
安値を切り下げたのか、切り上げたのか。
ダウ理論によるトレンド分析にもつながります。
かなり大事なことです。
FXのトレーダーは見ている人が多いのですが、株トレードのトレーダーは見ている人が少ないようです。
株トレードでも見たほうがいいと思います。
買いで入る場合、高値と安値を切り上げている銘柄のほうが有利です。
私が持つイメージですが、高値と安値を切り上げている銘柄は上がり始めると買いが入ってきやすい。
ですから、デイトレではなるべく、日足チャートで高値と安値を切り上げている銘柄を狙います。
実例解説 第一商品(8746)
では、実際にどのようにして高値と安値を見ていくのか、また、それをどのようにしてデイトレに活かしていくのかを、個別銘柄のチャートを使って解説します。
チャート画像は、お世話になっている松井証券の『ネットストックトレーダー』のチャートを使わせていただきます。
下のチャートは第一商品の日足チャートです。
5月6日までのローソク足を表示させています。
「5月6日までの日足を見て、5月7日にデイトレをする」という設定です。
まずは、「株価の波」を捉えてます。
このときの注意点は、「株価の波(動き)をあまり細かく捉えないこと」です。
波を描いたのが下のチャートです。
赤い線が波。
波の捉え方は人によってことなります。
「他のトレーダーも、だいたいこのように捉えているだろう」でかまわないと思います。
この波から見て、5月6日までの値動きは「高値と安値を切り上げている」ということになります。
デイトレ当日である5月7日は、
「前日に安値を切り上げるようなローソク足になったので、この波を継続するような動きになれば入り、直近の高値の少し下までを狙う。値動きによっては、直近高値のさらに上を狙う」
というトレード戦略を立てることができます。
下のチャートは5月7日のローソク足も表示したものです。
後ほど、「応用編 デイトレ当日は日足の形を考えながらトレードする」の記事を掲載する予定です。