トレードスタイルの使い分け

デイトレでは株価の状況に応じて、4つのトレードスタイルを使い分けています。

①リバウンド狙い
②押し目買い
③飛び乗り(追随買い)
④カラ売り(戻り売り)

株価状況の分析には5分足チャートを使っています。
5分足チャートのパッと見で株価状況を見極めています。
デイトレの場合、ザラ場では1銘柄にじっくり時間をかけて見極めるということが難しいです。
時間をかけている間に株価が大きく上がってしまい、儲けるチャンスを逃してしまうことも考えられます。
また、ほかの銘柄も分析しなければなりません。
そのため、パッと見で見極めることが必要です。
そこで、私が使っている方法を紹介します。

チャートの設定

使うチャートは5分足チャートです。
以下の移動平均線を表示させます。

12本移動平均線
24本移動平均線

上昇傾向の見極め方

上昇傾向の条件は以下の3つです。

条件①……24本移動平均線の上向き
条件②……12本移動平均線が24本移動平均線の上にある
条件③……24本移動平均線がほぼ直線になっている

3つの条件をすべてクリアしていれば、「上昇傾向」だといえます。

最も重要なのは「24本移動平均線の向き」です。
上向きになっていること。
できれば、角度が急こう配になっているほうがいいです。

次に重要なのは、「12本移動平均線と24本移動平均線の並び」です。
12本移動平均線が24本移動平均線の上にあること。
この並びから、短期的にも上昇傾向であることがわかります。

あと、「24本移動平均線がほぼ直線になっている」ということも重要です。
ほぼ直線になっていることで、「安定した上昇傾向が続いている」ということがわかります。
ただ、あまりきれいな直線にこだわると条件をクリアする銘柄が少なくなってしまうので、大きな波打っていなかったり、極端に折れ曲がっていなければいいでしょう。

では、実際のチャートを使って説明しましょう。
下のチャートは5分足チャートです。

ブルーの曲線が12本移動平均線、グリーンの曲線が24本移動平均線です。
四角で囲ったところを見てください。
24本移動平均線は上向きになっています。条件①をクリア。
12本移動平均線は24本移動平均線の上にあります。条件②をクリア。
24本移動平均線はほぼ直線になっています。条件③をクリア。
3つすべての条件をクリアしているので、四角で囲ったところは「上昇傾向」だと判断できます。

下落傾向の見極め方

次は下落傾向の条件です。
上昇傾向の条件とは逆になります。

条件①……24本移動平均線の下向き
条件②……12本移動平均線が24本移動平均線の下にある
条件③……24本移動平均線がほぼ直線になっている

3つの条件をすべてクリアしていれば、「下落傾向」だといえます。
条件③については、上昇傾向の条件と同じです。

では、実際のチャートを使って説明しましょう。
下のチャートは5分足チャートです。

四角で囲ったところを見てください。
ブルーの曲線が12本移動平均線、グリーンの曲線が24本移動平均線です。
24本移動平均線は下向きになっています。条件①をクリア。
12本移動平均線は24本移動平均線の下にあります。条件②をクリア。
24本移動平均線はほぼ直線になっています。条件③をクリア。
3つすべての条件をクリアしているので、四角で囲ったところは「下落傾向」と判断できます。

トレードへの活かし方

株価状況の見極めをしたら、それをトレードに活かします。
5分足チャート、1分足チャート、板、歩み値で根拠があれば入ります。

上昇傾向の場合
押し目買い、飛び乗り、リバウンド狙いのどれかで入ります。

下落傾向の場合
リバウンド狙いやカラ売りで入ります。

どちらでもない場合
上昇傾向でも下落傾向でもない場合やどちらともいえない場合は、リバウンド狙いで入ります。
もちろん、いいタイミングがあれば、です。
なければ、無理にトレードしません。

以上です。

 

『デイトレスキルアップ講座』を公開しました。
私が約20年のデイトレ経験で得た「勝つために必要な知識」と「勝つために必要な技術」を身に付けていただく、というコンセプトで書きました。
「手法」と「立ち回り」について学んでいただきます。
『デイトレスキルアップ講座』はこちら

 

私がメインに使っているリバウンド狙い手法(1分足編)。
『リバウンド狙い手法 1分足編(デイトレ・スキャルピング)』はこちら
私が約19年かけて作り上げたリバウンド狙い手法について書いてます。
リバウンド狙いであれば、どのような相場状況でも稼ぐチャンスがあります。