二階堂重人の「初心者のための株デイトレ講座」

この記事では、デイトレ歴20年以上の私、二階堂重人が「株デイトレの知識」を初心者の方にもわかりやすく解説します。
「そもそも、デイトレって何?」ということから、手法、エントリーパターン、儲けるコツまで書きます。
デイトレを始める上で必要な知識はたくさんあるので、少しずつ書いていこうと思います(毎日1項目)。
「デイトレの本を読まなくても、この記事を読めばデイトレのことがしっかりわかる」といった内容にしていきます。

そもそも、デイトレって何?

デイトレとは、当日のうちに決済するトレードのことです。
株を買ったその日のうちに売ります。
たとえば、9時にある株を買って、数分後にその株を売る、といったトレードです。
株を買ってから数秒後に売る、というトレードもあります。
ちなみに、デイトレをするトレーダーのことを、「デイトレーダー」といいます。

デイトレーダーは儲かるの?

答えは、儲かる人もいれば、儲からない人もいる、です。
デイトレで継続して勝てるようになるのは、全体の約5パーセントだといわれています。20人に1人しか継続して勝てるようにならない。かなり厳しい数字です。
継続して勝つためには、トレード技術が必要です。

毎日、稼げるの?

毎日のようにデイトレで稼いでいる人はいます。
私もその1人です。
とくに、スキャルピングという、わずかな値幅を狙うトレードをしている人は、ほぼ毎日稼いでいる人が多いようです。
「勝つ方法」を見つけてしまえば、あとは、毎日同じようなことをしているだけで、お金が増えていきます。

パソコンがないとトレードできないの?

「トレーダーは複数のモニターを見ながらトレードしている」といったイメージを持っている人もいることでしょう。
たしかに、専業トレーダー(トレーダーだけで生計を立てている人)の多くは、複数のモニターを使ってトレードをしています。
私も6枚(台)のモニターを使っています。

では、パソコンがないとデイトレはできないのでしょうか?
そんなことはありません。
最近はスマホだけでデイトレをしている人もたくさんいるようです。
中には、スマホで毎日のように稼いでいるデイトレーダーさんもいます。

証券会社を選ぶ基準は?

株は証券会社を通して取引所で買い付けます。たとえば、「任天堂の株を買いたい」と思ったら、証券会社に買い注文を出して東京証券取引所で買い付けるわけです。
そのため、株取引をするには、まず証券会社で「取引口座」を開設しなければなりません。
証券会社はたくさんあるので、初心者の方はどこにすればよいのか迷ってしまうことでしょう。
デイトレで使う証券会社を選ぶポイントは以下の2つ。
①売買手数料の安さ
②ツールの充実度

株の売買には売買手数料がかかります。当然、安いほうがいいです。
各証券会社のホームページに「売買手数料」のページがあります。手数料の金額を確認し、自分の投資スタイルで手数料が安い証券会社で口座を開設しましょう。
また、証券会社ではさまざまなツールを提供しています。投資やトレードする上で大変便利です。ツールの充実度も重要なポイントになります。ただ、はじめのうちは「どのようなツールがよいのか」ということがわからないので、売買手数料で選んでもいいでしょう。

売買手数料を安くするにはどうすればいいの?

デイトレは1日数回、数十回のトレードをします。
人によっては100回を超えます。
そのため、1日の売買手数料がかなりの金額になってしまうことがあります。
当然、売買手数料は安いほうがいいわけです。
安ければ安いほどいい。

売買手数料を安くするには、「1日限定の信用取引」を使うといいですよ。
信用取引については後で説明します。
ここでは、「1日限定の信用取引」のことだけを説明します。
「1日限定の信用取引」とは、翌日以降に持ち越さない信用取引のことです。

松井証券の『一日信用取引』
楽天証券の『いちにち信用』
SBI証券の『日計り信用』
マネックス証券の『ワンデイ信用』
auカブコム証券の『デイトレ信用』

なんと、売買手数料が無料!
※証券会社によっては「信用取引の金利や貸株料」がかかります。
これを使わない手はないと思います。
初心者の方が売買手数料を払って、デイトレで利益を出すのは大変難しいことです。
なので、「1日限定の信用取引」を利用して売買にかかるコストを抑えましょう。

デイトレの資金はいくら必要なの?

デイトレは10万円くらいの資金でもできます。
ただし、買える銘柄がかぎられてしまいます。
また、売買手数料を安く抑えるために信用取引を利用したいので、30万円以上の資金は費用だと思います(ネット証券で信用取引をするには30万円以上の委託保証金が必要)。
できれば、50万円は用意したいところです。

デイトレではどのくらいの値幅を狙うの?

これはトレーダーによって違います。
小さな値幅を狙う人もいれば、もっと大きな値幅を狙う人もいます。
それぞれの「トレードスタイル」や「トレード戦略」によって違うわけです。
私の場合は、小さな値幅も狙うし、大きな値幅も狙います。

1円の値幅でも利益が出るよ

株価が1円上がっただけでも、利益を出すことができます。
たとえば、株価300円で買って、301円で売る。
これでも利益を出すことができます。
ただし、売買手数料が安いということが条件です。

デイトレではどのような銘柄をトレードすればいいの?

デイトレで狙う銘柄は、基本的に「値動き大きい銘柄」です。
デイトレは1日というかぎられた時間の中で取引を完結させます。
そのため、値動きが小さいと、利益を出しにくいといえます。
値動きが大きければ、利益を出しやすいし、また、大きな利益を得られる可能性があります。
銘柄の探し方については別な記事でまとめたいと思います。そちらを参考にしてください。

インフルエンサーの推奨銘柄で儲けられる?

X(旧:ツイッター)のTLを見ていると、特定の銘柄を詳しく紹介しているポストを目にすることがあります。
インフルエンサーが推奨銘柄として取り上げていることもあります。
なんだか、儲かりそうなので、買いたくなりますよね。

このような銘柄を買えば儲けられるのでしょうか?
答えは、儲かることもあれば、損をすることもある、です。
フォロワー数の多いアカウントで取り上げられると、一時的に株価が急騰することもあります。
その急騰に上手く乗れれば儲けられるでしょう。
しかし、上昇がずっと続くとはかぎりません。
場合によっては、数分で上昇が終わってしまうこともあります。
そのため、誰かの推奨銘柄を買うのであれば、予め「逃げ場」を決めておく必要があります。
「買った後に、株価がここまで下がったら売る」
というように、決めておきましょう。

信用取引って何?

信用取引とは、現金や金融商品を委託保証金として預け、証券会社から売買に必要な現金や株式を借りて行なう取引のことです。
主な特徴は以下の2つです。

①委託保証金の約3倍の金額の購入資金や株式を借りて取引ができる
②信用売り建て(カラ売り)ができる

たとえば、委託保証金として100万円を預けると、その3倍である300万円の取引ができます。
また、カラ売りができます。
カラ売りについては後で詳しく解説しますが、簡単にいうと、株を借りて、それを市場で売り、後から買い戻して返済するといった取引です。
売った値段よりも安い値段で買い戻すと、利益が出ます。
「株価が下がると儲かる」というわけです。

信用取引を利用するかどうかは、投資家・トレーダーの自由です。
利用しなくてもよいわけです。

私としては、利用したほうがいいと思います。
デメリットもありますが、それを上回るメリットがあるからです。
先にも述べたように、デイトレの場合、「1日限定の信用取引」を利用することで、売買手数料が無料になります。
これは大きなメリットです。
検討するべきでしょう。

信用取引はどうすれば始められるの?

信用取引を利用するには、「信用取引口座」が必要です。
現物だけの取引をする口座とは別です。
まずは、普通の取引口座を開設した後、信用取引口座の開設を申請します。
申請方法は各証券会社で確認してください。

デイトレで使うチャートは?

デイトレで使うチャートは主に以下の3つです。

日足チャート
5分足チャート
1分足チャート

日足チャートで「株価の大きな流れ」を捉え、5分足チャートや1分足チャートで「買うタイミング」を見極める、という使い方をしている人が多いようです。
私もそうです。
このほかに、3分足チャートやTickチャートを使う人もいます。
Tickチャートとは、約定するごとに点をつけていくチャートのことです。
使っている人は少数だと思います。

板を使って、株価や注文状況を確認しよう!

「現在の株価がいくらなのか」
「持株の株価」や「狙っている株の株価」は気になります。
現在の株価は「板」を見ることでわかります。
板とは、「取引所に出ている注文を表示したボード」のことです。
値段(気配値)だけでなく、注文状況も見ることができます。
板は証券会社に口座を開設していれば、ほとんどの場合、無料で見ることができます。

板の見方を覚えよう!

各証券会社のツールによって、板のデザインは異なりますが、表示されている内容は同じです。
中央の数字……値段(気配値)
左側の数字……売り注文の株数(売り気配株数)
右側の数字……買い注文の株数(買い気配株数)

中央に書かれている数字は値段です。
左側の数字は売り注文の株数です。たとえば、下の図では、「501円に5000株の売り注文」が出ています。
右側の数字は買い注文の株数です。たとえば、下の図では、「500円に1万5000株の買い注文」が出ています。
板は大変便利なツールなので、見方を覚えて、使うようにしましょう。
取引時間中だけでなく、取引前も朝8時から表示されるので、出勤前に確認することもできます。

値動きが大きい銘柄はどのようにして探すの?

先にも述べた通り、デイトレでは基本的に値動きの大きい銘柄を狙います。
そのほうが利益を出しやすいからです。

では、値動きが大きい銘柄はどのようにして探せばいいのでしょうか?
これは「騰落率ランキング」を使えば簡単に探せます。
騰落率ランキングとはその名の通り、騰落率の高い順に並んだランキングです。
値上がり率ランキングは、取引当日に上昇率が高かった株のランキングです。上昇率が高かった順に上から並んでいます。
値下がり率ランキングは、取引当日に下落率が高かった株のランキングです。下落率が高かった順に上から並んでいます。

騰落率ランキングは、各証券会社が提供している株価情報のページで見ることができます。

スキャルピングって何?

スキャルピングとは、わずかな値幅を取るトレードのことです。英語の「スカル(薄皮を剥ぐ)」が語源になっているようです。
よく間違えられるのが、「時間」です。スキャルピングは「ごく短い時間でのトレード」だと思っている人がいます。
たしかに、買ってから売るまでの時間が数秒や数十秒ということもよくあります。
しかし、スキャルピングに時間は関係ありません。
買ってから売るまでの間が1時間でも2時間でも、わずかな値幅を狙うのであれば、そのトレードはスキャルピングということになります。
関係があるのは「値幅」です。繰り返しになりますが、わずかな値幅を狙うのがスキャルピングです。時間は関係ありません。

スキャルピングではどのくらいの値幅を取るの?

一般的には「数ティック」です。
ティックとは、「呼値」のことです。呼値とは証券取引所での取引で示される売り買いの値段の「きざみ」のこと。
実際、どのくらいの値幅を狙うのかは、トレーダーによって異なります。
私の場合、株価1000円未満の銘柄であれば、1円から5円の値幅を狙います。だいたい、このくらいの値幅をイメージしておいてください。
たとえば、「株価500円で買って、501円とか502円で売る」といったトレードです。
「こんな値幅で利益が出るの?」と思った人もいることでしょう。
出ます。
今は売買手数料が安いので、わずかな値幅でも利益が出ます。

 

私がメインに使っているリバウンド狙い手法(1分足編)。
『リバウンド狙い手法 1分足編(デイトレ・スキャルピング)』はこちら
私が約19年かけて作り上げたリバウンド狙い手法について書いてます。
リバウンド狙いであれば、どのような相場状況でも稼ぐチャンスがあります。