トレーダーになろうと思ったきっかけ(前編)

今回の記事はいつもと少し違って、私がトレーダーになろうと思ったきっかけについて書いてみたいと思います。

今から約30年前のことです。
私が27、28歳のときのことです。
あるお仕事をしてたのですが、現場に行ってその休憩時間に、仲の良い3人で缶コーヒーを飲んでいました。
新聞紙を敷いて、その上に体育座りをしていました。
余った新聞が私の左足にありました。
ふと目をやると、数字がたくさん並んでいる。
それを見たとき、「パチンコの出目表か?」と思いました。

20、21歳の頃、私はパチプロをしていました。
一口にパチプロといっても、さまざまなタイプがあります。
私は、「デジタル機の攻略プロ」でした。
デジタル機のストップボタンを特定のタイミングで押して数字を揃える。
1日に数万円、多いときは20万円近くの収入がありました。
ストップボタンは毎回押すのではなく、リーチ目のときには押しません。
押さないほうが出る確率が高いからです。
そのリーチ目はたくさんあり、出目表として紙に書いてました。
この出目表が、新聞に記載されていた数字に似ていたわけです。
もちろん、新聞にパチンコの出目表だと書いていません。
私が見たのは「株価欄」だったわけです。
「なんだ、この数字は株価か」
そのときです。
何か閃きました。
そして、唐突に、
「俺は将来、株取引で食ってやる」
と思いました。
もちろん、このときは株取引の知識などまったくありません。
それなのに、なぜか、「株取引で食ってやる」と思ったわけです。
しかも、自信満々で。

おそらく、「人に自慢できるような学歴もない、免許もない、資格もない、これといった特技もないような自分が大きなお金を手にするにはこれ(株取引)しかない」と、直感で思ったのでしょう。
また、パチンコの攻略プロをしていたので、「株取引にも何か攻略法があるのではないか。それを見つければ、大きなお金を手にできる」と思ったのでしょう。

しかし、このときは、すぐに株取引を始めませんでした。
お給料はすべて、ギャンブルと服に使っていたからです。

「俺は将来、株取引で食ってやる」
と思ってから、約10年が経ちます。
どの職についても長続きしなかったのですが、ダメ元で始めたフリーライターのお仕事は続きました。
仕事をたくさんもらい、また、書いた書籍(二階堂重人とは別な著者名の本)はそこそこ売れました。
ここだけの話ですが、私は「二階堂重人」としての本を出す前に、別な著者名で50冊以上の本を出しています。
なので、当時は原稿料と印税で、そこそこの蓄えがありました。

ライターとしての収入はかなり多かったのですが、締め切りに追われ、不規則な生活を続けているうちにうつ病の一歩手前になってしまいました。
また、パニック障害や過呼吸症候群にもなってしまいました。
そのため、執筆の仕事がほとんどできない状態に。
「このままじゃ、いつか貯金がなくなってしまう。何とかしないと。何かを始めないと」
そう思っていたある日、あることを思い出しました。
「そうだ。俺は将来株取引で食ってやると決めたんだ」
そして、大手証券会社で株取引の口座を開設しました。

<<一旦、ここまで。たぶん、続きます>>

 

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