「板」や「歩み値」を使って、デイトレードやスキャルピングで稼ぐ方法はいろいろありますが、おすすめは「大口の注文についていく方法」です。
大口の注文に乗る。
大口の注文に便乗して稼ぐ。
板や歩み値を見ていて、大口の買い注文が入ったら、「いくらまで買い上げられたのか」を把握し、その値段を頭に入れながらトレードするといいですよ。
株価が一度下がっても、買い上げられた値段まで上がっていくことがよくあります。
この動きに便乗して、デイトレード・スキャルピングで稼ぐことができます。
大口は「勝算」があるから買い上げているわけです。
「買い上げた値段よりも上に持っていける自信がある」
だから、一度下がっても、買い上げられた値段よりも上に上がっていくことがよくあるわけです。
【実例解説】マックハウス(7603)
2024年10月31日、マックハウスで大口による買い上げが数回ありました。
そのうちの1回は以下の通りです。
258円あたりから263円まで買い上げられる(※264円は他のトレーダーの注文だと思います)
↓
一旦、255円まで下がる
↓
買いがどんどん入ってきて263円まで上がる
↓
さらに上がって、276円の高値をつける
↓
一気に売りが出る(大口の利食い売り?)
実際はどうなのか、わかりませんが。
板と歩み値を見ていて、このように思っただけです。
買いのタイミングはいつ?
大口が買い上げた後、買い上げた値段近くまで指値の買い注文がすぐに入ってくれば、下がらずに上がっていくことが多いです。
そのため、買い上げた値段近くで、すぐに買います。
しかし、買い上げた値段近くまで指値の買い注文がすぐに入ってこない場合は、株価が一旦、下がることが多いです。
そのため、板や歩み値で下げ止まりを確認し、なおかつ、売り板を食うような動きがあってから買います。
マックハウスの例でいえば、260円前後です。
利食いのタイミングはいつ?
買い上げた大口も、どこかのタイミングで利食いしてきます。
儲けるために買い上げたわけですから、当然のことです。
便乗して買った側としては、大口が利食いしそうな手前で利食いする。
そうしないと、大口の利食い売りによる下げに巻き込まれてしまうからです。
なので、まずは、大口がどの値段あたりで利食いしてきそうか、を考えます。
先にも述べたように、大口は買い上げた値段よりも上に持っていける自信があるわけです。
「上」といっても、1円、2円ではないでしょう。
1、2円上では売りさばけない。
もう少し上です。
これは、「買い上げられたときの株数」から推測します。
「だいたい、〇円くらい上だろう」、と。
「経験に基づく勘」です。
マックハウスの例でいえば、263円まで買い上げたので、「270円には持っていくだろう」と思いました。
なので、270円よりも下で、ほとんどのポジションを利食いしました。
残りのポジションは、板や歩み値を見ながら決めました。
以上です。