スキャルピングで勝つためには反射的なロスカットが必要

スキャルピングの技術を身につけると、日々のトレードによる収益が安定することが多いです。
運に左右されずに利益を積み上げていくことができるからです。
スキャルピングにおける技術は大きく分けると以下の3つです。

①稼ぎやすい銘柄を見極める技術
②エントリーするタイミングを見極める技術
③ロスカットする技術

3つの技術の中で最も重要なのは、「ロスカットする技術」です。
これができないと、スキャルピングでの収益が安定しません。
ツイッターで何回か書いたことがありますが、私の場合、反射的にロスカットをしています。
あまり深く考えず、「やばい」と感じたら、すぐにロスカットの注文を出します。
勝手に手が動いて注文を出してしまう。
この「反射的なロスカット」ができるから、暴落しているような状況でもリバウンド狙いのスキャルピングで入っていくことができるわけです。

では、どのようなときにやばいと思うのか?
主に以下の5つです。

①下げ止まると思ったところを下に抜けてしまったとき
②厚い買い板がなくなってしまったとき
③大きな売り注文が出てきたとき
④(日経平均などの)株価指数が急落したとき
⑤(日経平均などの)株価指数が安値や節目を下抜けしたとき

「なんとなく異変を感じて」というときもあります。
この場合、「何がどう」というのではなく、ただなんとなくです。
しかし、ほとんどの場合は上記の5つです。
最も多いのは、①の「下げ止まると思ったところを下に抜けてしまったとき」です。
私のやり方は、下げ止まるところを予測して入ります。そのため、その下げ止まるところを抜けてしまった場合は、「入った根拠」がなくなってしまったのと同じなので、すぐにロスカットしなければならないわけです。


「反射的なロスカット」ができるようになれば、「スキャルピングで勝つために必要な技術の3割は取得した」といってもいいでしょう。そのくらい大切な技術です。
そのため、スキャルピングでなかなか勝てるようにならない、という方は、まず、この「反射的なロスカット」を練習することをお勧めします。
スキャルピングで入った後に「やばい」と感じたら、何も考えずにポジションを決済する。
これができるようになれば、自分のトレードに少し自信が持てるようになるでしょう。
「逃げる技術」を身につけたわけですから、「防御力」が上がったわけです。
私自身も「反射的なロスカット」ができるようになったことで自分のトレードに自信が持て、先にも述べた通り、暴落しているようなところでもチャンスがあれば積極的に入っていけるようになりました。

初めはエアトレでやってもいいでしょう。
実際に株を買わず、板やチャートだけを見て、やばいと思ったら(エアトレで)売る。
これを繰り返します。
きちんとできるようになったら、実際に株を買って練習してみましょう。
初めは小さなロットで。
実際のトレードでもできるようになったら、少しずつロットを大きくしていきましょう。

 

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