日中足チャートで見るべきポイント

ザラ場では日中足チャート、日足チャート、板、ランキング、歩み値、市況ニュースなどを見ています。
これらを見て、「相場状況」「リスク度合い」「入るタイミング」を見極めたりしているわけです。
この記事では「日中足チャートで何を見ているのか? どういった目的で見ているのか?」を解説していきます。

日中足チャートで見ているのは、主に以下の通りです。

①株価の波
②トレンドライン
③節目
④上昇の起点からの高さ
⑤上ヒゲ・下ヒゲ
⑥出来高
⑦移動平均線
⑧ボリンジャーバンド
⑨高値・安値
⑩プライスアクション
⑪ローソク足の長さ

①株価の波

株価の方向性を見極めるために見ています。
株価の方向性によって、トレードスタイルやトレード戦略を変える。
「上昇の波」になっていれば、押し目買いや飛び乗りで入ります。
また、リバウンド狙いで入って、上手く波に乗れたようであれば、「大きな値幅狙い」に切り替えます。
「下降の波」になっていれば、リバウンド狙いをメインにして入ります。
「入る位置」を下げたり、細かな値幅狙いにします。
また、カラ売りで入ることもあります。

②トレンドライン

「株価の波」と同様に、株価の方向性を見極めています。

③節目

「多くのトレーダーが何らかのアクションを起こしそうな値段(またはポイント)」「目線」「リスク度合い」を把握するために見ています。
たとえば、
「この節目を下抜けたら多くのトレーダーが売って逃げそうだ」
「この節目を上抜けしたら、多くのトレーダーが目線を切り替えて買ってくるだろう」
「この節目を下抜けるまでは、リスクが小さい」
など。

④上昇の起点からの高さ(または値幅)

「リスク度合い」を見極めるために見ています。
現在の株価が上昇の起点から高い位置にあるほどリスクが大きい。
リスクが大きい状況では、入るのを見送ったり、(リバウンド狙いで)入る位置を下げる。

⑤上ヒゲ・下ヒゲ

「売り圧力や買い圧力が強い株価水準」を見極めるために見ています。
売り圧力が強そうな株価水準のすぐ下では、なるべく買いで入らないようにしています。
入るなら、株価がその水準を上抜けしてから。
また、買い圧力が強そうな株価水準まで株価が下落し、弾むような形で反発したら、買いで入ることもあります。
逆に、売り圧力が強そうな株価水準まで株価が上昇し、押し戻されるような形で反落したら、カラ売りで入ることもあります。
出来高と一緒に見ることで、圧力の強さを推測します。

⑥出来高

需給関係を推測するために見ています。
チャートの形(またはローソク足の形)+出来高」から需給を推測しています。
※後で追記します。

⑦移動平均線

「株価の方向性」「入るポイント(エントリーポイント)」を見極めるために見ています。
まずは、「株価の方向性」を見極めています。
上昇しているのか、下降しているのか、どちらでもないのか。
「移動平均線の向き」や「複数の移動平均線の並び順」で見極めることが多いです。
また、「入るポイント(エントリーポイント)」も見極めています。

⑧ボリンジャーバンド

買いに適している状況かどうかを見極めるために見ています。
ボリンジャーバンドを見ることで買いに適している状況かどうかを見極めることができます。
買いで入れそうな状況は3パターンしかありません。
これらの状況になっているかどうかを確認しています。

⑨高値・安値

株価のトレンド、株価が反応しそうなところ、リスクを見極めるために見ています。
まずは、株価のトレンドを見極めています。
上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、トレンドがないのか。
トレンドによって、トレード戦略を変えたり、「入る位置」を調整します。
また、目立つ高値・安値は多くのトレーダーが意識しています。
株価はそこで反転したり、また抜けることによって動きが加速することがあります。
そのため、株価が反応しそうなところはどこか、リスクがあるところはどこなのか、といったことを見極めています。

⑩プライスアクション

入るタイミング(エントリータイミング)を見極めるために見ています。
「チャートがこういう形になったら」「ローソク足がこういう組み合わせなったら」というように、入るタイミングを決めています。

⑪ローソク足の長さ

「値動きの強さ」「値動きの速さ」「需給関係」を見極めるために見ています。
ローソク足全体の長さで「値動きの強さ」「値動きの速さ」を見極め、実体部分の長さで「需給関係」を見極めています。
これらによって入るタイミングを決めることもあります。

以上です。
まだ説明不足の箇所があるので、数日かけて追記していきます。

 

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