ロスカットが放出されるタイミングを狙って仕掛けるトレード

ちょっと変わった話を書きます。
誰かのトレードの参考になればと思います。

私がパチスロを打っていた頃、「ストック機」というのがありました。
今あるかどうかわかりませんが。
ストック機とは、当選したボーナスを一旦、内部にストックし、ある条件を満たしたときにそのストックされていたボーナスを放出する、というシステムのパチスロ機です。
たとえば 、大当たりを引いたとします。
通常であれば、「7」が揃ったりしてボーナスゲームが始まり、メダルがたくさん出てきます。
しかし、ストック機の場合はボーナスゲームになるとはかぎりません。表面上はまったく変わらず、通常のプレイになっています。
コンピューター内(内部)で大当たりを引いただけ。
この大当たりは、ストックされていきます。
そして、あるタイミングでドドッと放出されます。
内部抽選での大当たりがたくさん溜まっていれば、何連チャンもするわけです。
溜まっていれば溜まっているほど、連チャンする回数も多くなります。
ざっくりとですが、これがストック機の仕組みです。なんとなくでも理解できたでしょうか。

なぜ、このような話をしたかというと、私はこのストック機の仕組みをヒントにしたスタイルでトレードをしているからです。
手法を作り上げ、株のカラ売り、先物、FXで使っています。
ロスカットされそうなポジションがたくさん溜まっている状況で、それが放出されるタイミングで仕掛けていきます。

ロングポジションのロスカットが放出されそうなタイミングでショート。
ショートポジションのロスカットが放出されるタイミングでロング。

ロングポジションのロスカットは「売り」になります。
たくさん出れば、レートは下がります。
放出されるタイミングではショートを仕掛けたほうが有利です。

ショートポジションのロスカットは「買い」になります。
たくさん出れば、レートは上がります。
放出されるタイミングではロングを仕掛けたほうが有利です。

このトレードで大切なのは、
「ロスカットされそうなポジションがたくさん溜まっている」
「それが放出されるタイミングで仕掛ける」
ということです。

ロスカットされそうなポジションがたくさん溜まっていなければ、ダマシになることが多いです。
逆に、たくさん溜まっていれば、ダマシになることが少ないです。
なので、たくさん溜まっているかどうか、ということをよく見極める必要があります。

ロスカットされそうなポジションがたくさん溜まっていても、それが放出されなければ、株価やレートは大きく動きません。
なので、放出されそうなタイミングをしっかり見極める必要があります。

これらはチャートの形から見極めます。
「ロスカットされそうなポジションが溜まってきたな」
「ここから少し下がると、ロングしている人のロスカットが放出されそうだ」
というように、チャートの形から見極めているわけです。

これが一番効率の良い仕掛けだと思っています。
なぜなら、持っているポジションに含み損が出ている人は、取引をする可能性が高いからです。
ポジションを持っていない人は、別に取引をしなくてもよいわけです。株価やレートが動いても損失額が拡大するということはないからです。
しかし、ポジションを持ってる人は含み損が出たら取引を迫られます。株価やレートが動いて損失額が拡大してしまうかもしれないので、ロスカットの取引をするわけです(まれにしない人もいますが)。「取引せざるを得ない状況」というわけです。
ロスカットの放出によって株価やレートが動くと、今度はそれを見た新規の人たちが仕掛けてきます。すると、さらに、株価やレートは大きく動くわけです。
こういったことから、ロスカットが放出されるタイミングで仕掛けるのが一番効率が良いというわけです。

もちろん、必ず利益が出るというわけではありません。
こういったトレードをしていても損をすることはあります。
ただ、その確率を低くすることができます。
「上位足」を分析することで確率を低くすることができます。
上位足でも、ロスカットされそうなポジションがたくさん溜まっている状況で、それが放出されるタイミング(またはすでに放出が始まっている状況)であれば、ダマシになる確率がかなり低くなります。
たとえば、5分足チャートを使ってトレードしている場合、上位足である1時間チャートや日足チャートでもロスカットされそうなポジションがたくさん溜まっている状況で、それが放出されるタイミング(またはすでに放出が始まっている状況)であれば、ダマシになる確率がかなり低くなるわけです。
とくに、下位足チャートと上位足チャートで、放出が重なった場合はダマシになる確率がかなり低いです。仕掛けとしては絶好のタイミングになることが多いです。

以上で、パチスロのストック機の仕組みを取り入れたトレードの説明は終わりです。
この記事をヒントにして手法を作り上げていくことも可能だと思います。

 

私が使っている「リバウンド狙い手法」です。
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