「スキャルピングではもう稼げない」
「アルゴリズム取引が普及したので、今はスキャルピングで稼げない」
「スキャルピングは勝てない」
というような意見を聞いたことがあります。
本当のところはどうなのか?
気になっている人も多いことでしょう。
これは人によって意見が分かれることでしょう。
実際、私の周りでもスキャルピングで稼げなくなった人が数人います。
私よりも上手かった人が、アルゴリズム取引が普及してから急に稼げなくなった、ということがありました。
2010年1月4日、アローヘッドが稼働を開始しました。
アローヘッドとは、高性能・高信頼を実現した株式売買システムのことです。
このアローヘッド導入以降、アルゴリズム取引が普及しました。
高速での取引が可能になったため、個人投資家・トレーダーよりも速い売買が可能です。
そのため、今まで稼げたタイミングで買えない、売れないということが頻繁に起こるようになりました。
では、スキャルピングで稼げなくなったのか?
そんなことはありません。
私自身、アローヘッド導入以降も、変わりなく稼いでいます。
アルゴリズム取引の影響をまったく受けていない、というわけではありません。
アルゴリズム取引のせいで、「やりにくいな」と感じるときもあります。
しかし、収支には影響ありません。
私と同じように、今でもスキャルピングで稼いでいる人はたくさんいるようです。
スキャルピングで稼げなくなった人の共通点
アローヘッド導入以降、スキャルピングで稼げなくなった人には共通点があります。
それは、「手法を1つしか持っていなかった」です。
手法を1つしか持っていなくて、なおかつ、その手法がアルゴリズム取引の影響を大きく受けたからです。
1つしか持っていなかったので、稼ぐ手段を失ってしまったわけです。
スキャルピングで稼いでいくために必要なこと
ここまでの話で、「今でもスキャルピングで稼げる」ということは理解できたと思います。
しかし、「スキャルピングの手法を1つしか持っていないと稼げなくなることがある」ということも理解できたと思います、
では、今後、スキャルピングで稼いでいくためには何が必要なのか?
これはすぐにわかると思います。
「複数の手法を持つ」、ということです。
複数の手法を持っていれば、そのうちの1つが稼げなくなっても、ほかの手法で稼げばいいわけです。
以上です。
私(二階堂重人)は株スキャルピングの本を出していません。
『株 デイトレードのすごコツ 80』にスキャルピングのことを少し書いています。