トレードでは目線の固定が大切

トレードでは「目線の固定」が大切です。
とくに、今のように株価が乱高下する相場ではとても大切。
目線がしっかりしていれば、暴落するような相場でも上手く立ち回って利益を出すことができると思います。

「目線」とは、狙っている方向のことです。

買い目線……買い(ロング)で狙っている
売り目線……売り(ショート)で狙っている
※ニュートラルについては後日、加筆します。

目線が定まっていないと、トレードがちぐはぐになってしまいます。
買いで入れば株価が下がり、売りで入れば株価が上がる。
次第に、どちらで入ればよいのか、わからなくなってしまう。
そうならないためにも、目線を固定しながらトレードすることが大切なわけです。

目線の決め方

目線の決め方については、トレーダーによって異なると思います。
私の場合は以下の3つで決めています。

①ダウ理論
②チャートフォーメーション
③プライスアクション

ダウ理論をベースにしています。
その理由は、多くのトレーダーがダウ理論のトレンド分析によって、目線を決めているからです。

目線を決めるチャートについて

使うチャートの時間軸についても、トレーダーによって異なると思います。
私の場合、デイトレがメインなので、以下の3つを使っています。

日足チャート
5分足チャート
1分足チャート

日足チャートでは大きなトレンドを捉えます。
そのトレンドを踏まえたうえで、5分足チャートと1分足チャートで目線を決めます。
今日(2021年10月6日)のように値動きが荒い日は、1分足チャートのほうをメインに使います。
ここで注意したいのが、1分足チャートでの「目線の変わるポイント」が、5分チャートでどうなっているか、です。
たとえば、1分足チャートで、「戻り高値」のように目線が変わるポイントがあったとします。
そのポイントが5分足チャートでも目線の変わるポイントになっているのか、を必ず確認することが大切です。
なぜなら、1分足チャートだけでポイントになっている場合は、弱いからです。
1分足チャートで戻り高値を上抜けると、下降トレンドが終了します。1分足チャートを使ってトレードしている人は、「下降トレンドが終了した」と思っています。
しかし、5分足チャートでそのポイントが戻り高値になっていなければ、5分足チャートを使ってトレードしている人は、「下降トレンドが終了した」とは思っていません。「何、それ? 下降トレンドはまだ継続中だよ」と思っています。
なので、いちばんよいのは、1分足チャートと5分足チャートの両方でトレンドの転換ポイントが同じになっていることです。

デイトレの立ち回り方を決める

目線が決まったら、デイトレの立ち回り方を決めます。
当然、買い目線なら買いで入っていき、売り目線なら売りで入っていきます。
「買いしかやらない」という人は、売り目線のときはトレードせず、買い目線に変わるまで待ちましょう。

今日(2021年10月6日)の目線は、「買い目線 ⇒ 売り目線 ⇒ 買い目線」でした。
この流れでデイトレの立ち回りを考えてみましょう。

私の場合(※実際の立ち回りです)
買い目線のとき……リバウンド狙いをメインに、押し目買いと飛び乗りでも入る

売り目線のとき……リバウンド狙いで細かく抜いていく

買い目線のとき……リバウンド狙いでやや大きく抜いていく

理想の立ち回り
買い目線のとき……リバウンド狙い、押し目買い、飛び乗りで入る

売り目線のとき……カラ売りで入って、買い目線に変わる持ち続ける

買い目線のとき……リバウンド狙いでやや大きく抜いていく

カラ売りをしない立ち回り
買い目線のとき……リバウンド狙い、押し目買い、飛び乗りで入る

売り目線のとき……買い目線に変わるまで待つ

買い目線のとき……リバウンド狙いでやや大きく抜いていく

買い目線から売り目線に変わった場合、買いのポジションを持っていれば、すぐに決済します。
売り目線のときは、ナンピン買い下がりをしないようにしましょう。
反転狙いもしない。
売り目線から買い目線に変わったら、積極的に反転狙いで入っていきましょう。
買いで入った後、また売り目線に変わったら、買いポジションを決済します。

繰り返しになりますが、目線をしっかり決めることができれば、今日(2021年10月6日)のように上昇した後に暴落するような相場でもうまく立ち回って利益を出すことができます。
まずは目線の固定ができるようになりましょう。
その後、目線からデイトレの立ち回り方を決められるようになりましょう。

 

 

 

私が使っている「リバウンド狙い手法」です。
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