相場全体が大きく下落しているときは、以下のようなデイトレをしています。
①急落している銘柄のリバウンド狙い
②上昇傾向銘柄の押し目買いや飛び乗り
③戻りでのカラ売り
急落している銘柄のリバウンド狙い
私の場合、リバウンド狙いをメインにすることが多いです。
相場全体が大きく下落してるわけですから、リバウンドで利益を狙えそうな銘柄はたくさんあります。また、利益が出そうなタイミングもたくさんあるわけです。
1回のトレードで得られる利益は少ないのですが、それでも数をこなせばかなりの金額になります。
大きく下落しているのでリスクが大きそうに思えますが、リバウンド狙いの場合、「入る位置」を普段よりも少し下げるだけでリスクを小さくすることができます。
たとえば、普段なら株価300円で入っているとしたら、相場全体が大きく下落しているときは296円や295円で入ります。
「入る位置」を下げるとトレード回数は減ってしまいますが、その分、勝率が上がるので稼げます。
どのくらい下げるかは、相場全体の動きや個別銘柄の値動きによって異なるので、一概にいえません。
トレーダーさんのツイッターを読むと、「リバウンド狙いで入ったがうまくいかず、入ってはロスカットを繰り返した」と書かれていることがあります。
これはしょうがないことだと思います。
狙った銘柄が悪かったか、入ったタイミングが悪かったか、のどちらかでしょう。
損は出ても、トレード戦略としては間違っていないと思います。
リバウンド狙いで入るタイミングは「ぶん投げによる売りが出て急落したとき」です。
・大口のぶん投げで急落したタイミング
・個人投資家がスイングで持っていたポジションのぶん投げで急落したタイミング
・デイトレーダーがリバウンド狙いや反転狙いで失敗してのぶん投げで急落したタイミング
「大口のぶん投げ」が出るタイミングはよくわかりません。
節目を下抜けたときに出ることもありますし、節目とはまったく関係ないところで出ることもあります。
いずれにしろ、大きな売り注文で急落するので、「歩み値」を見ればすぐにわかります。
「個人投資家がスイングで持っていたポジションのぶん投げ」は、株価の下落スピードが加速したところで出ることが多いです。
下落のスピードが速くて恐怖を感じてしまい、持っているポジションをぶん投げるというわけです。
「デイトレーダーがリバウンド狙いや反転狙いで失敗してのぶん投げ」は、直近の安値を下抜けたところで出ることが多いです。
安値更新で「失敗したな」と思って、ぶん投げるというわけです。
また、下落のスピードが加速したところで出ることもよくあります。
上昇傾向銘柄の押し目買いや飛び乗り
相場全体が大きく下落しているときでも、押し目買いや飛び乗りで入ることがあります。
上昇している銘柄はいくつかあります。
このような銘柄を見つけて、押し目買いや飛び乗りで入ります。
入った後に急落することも多いので、節目を下抜けしたら決済するようにしています。
戻りでのカラ売り
相場全体が大きく下落しているときは、カラ売りで入ることもあります。
大きく下落している状況ですから、売りで入ったほうが有利です。
しかし、「直近安値」「サポートライン」「厚い買い板」などのブレイクアウトで入ると、カウンターを喰らってしまうことがよくあります。
そのため、私は戻りを狙って入ります。
節目あたりまで戻ったときや、5分足の移動平均線あたりまで戻ったときが多いです。
「戻りの波」が終わり、「元の下落の波」に変わったところで入ります。
「だいたいこのあたりだろう」というような勘で入ることはありません。
大損する可能性があるトレードはやらない
相場全体が大きく下落したときに、デイトレで大きく損失が出るパターンはだいたい決まっています。
①含み損が出ている買いポジションをそのままにした
②リバウンド狙いで入って急落に巻き込まれてしまい、スイングに切り替えた
③優位性のないところでナンピン買い下がりをした
相場全体が大きく下落しているときはボラティリティが高くなっているので、このようなトレードで大きな利益が出ることもあります。
しかし、うまくいかないと、大きな損失が出てしまいます。
何回かはうまくいっても、いつかは大きな損失を出してしまうはずです。
私はかつて、このようなトレードをして何度も大きな損失を出してしまいました。
株トレードで大切なのは「大損しないこと」です。
儲けることよりも、まずは大損しないこと。
そのため、大損する可能性があるトレードはやらないようにしています。
「大きな戻り」や「反転狙い」のデイトレ
相場全体が大きく下落しても、どこかで大きく戻ったり、いつかは反転して上昇していきます。
そういったところをデイトレで狙って入り、大きな利益を取ることも大切です。
ただ、こういったトレードでも、「そろそろ大きく戻るだろう」「そろそろ反転して上昇していくだろう」と勘で入るようなことはありません。
「何らかの根拠」を確認してから入ることが大切です。
私は、株価指数で根拠を見つけて入るようにしています。
株価指数は、日経平均株価やマザーズ指数などです。
株価指数の1分足チャートや5分足チャートで「高値と安値の波」を捉えていき、「下降トレンドが終わった」と判断できた後に、買いのタイミングがあれば入るようにしています。
下降トレンドが終わったらすぐに入る、というわけではなく、下降トレンドが終わった後に個別銘柄の日中足チャートでいいタイミングがあれば入るということです。
以上が、相場全体が大きく下落しているときのデイトレです。
このほかに、「拾い集め」もしています。
難しそうに思えますが、コツさえつかめばボラティリティが高いので大きく稼げます。