「デイトレで稼げるようになるのは全体の約5%」 この数字を意識しよう!

デイトレはすべての人が稼げるようになるわけではありません。
デイトレで継続して稼げるようになる人は、全体の約5パーセントだそうです。
20人に1人。
地合いによってだいぶ変わると思いますが、それにしても、かなり厳しい数字です。

でも、これはまだいいほうだと思います。
私がデイトレを始めたデイトレブーム(2003〜2005年)の頃はもっと厳しい数字だったと思います。
ブームだから、株式市場にはデイトレーダーがたくさんいました。
それが、どんどんいなくなってしまいました。
当時、売買手数料が安くなり始めた頃でしたが、それでもそこそこの金額でした。
そのため、トレードをするごとに、お金がどんどん減っていきました。
稼ぐどころか、「もう生き残るだけで大変」という状況だったわけです。
ちょっと地合いが悪くなると、周りのデイトレーダーが数人いなくなる。
デイトレで継続して稼げるようになる人の割合は、全体の1パーセントにも満たなかったと思います。
正確なデータはありませんが、感覚としては全体の0.5〜0.7パーセント。
200人に1人くらい。
ライブドア・ショック(2006年1月16日)以降は、もっと厳しい数字だったかもしれません。

「20人に1人」という数字をどう捉えるか?

先にも述べた通り、現在、デイトレで継続して稼げるようになる人は、全体の約5パーセントだそうです。
20人に1人。
この数字をどう捉えるかがポイントです。
「20人に1人しか稼げるようにならないんだ」
と捉えるか。
それとも、
「20人に1人は稼げるようになるんだ」
と捉えるか。
「20人に1人しか……」と捉えて、「自分は20人のうちの1人になれる自信がない」と思うのであれば、早めに、スイングや中長期の投資に切り替えるのも一つの手です。
「20人に1人は……」と捉えて、「自分は20人のうちの1人になれるように頑張ろう」と思うのであれば、デイトレを続けて、何か突破口を見つけましょう。

私は後者のほうでした。
デイトレブームの頃、ごく少数でしたが、稼げる人がいました。
「私もごく少数に入れるように頑張ろう」と思いました。

「20人に1人」という数字を常に意識しよう!

「自分は20人のうちの1人になれるように頑張ろう」と思うのであれば、デイトレを続けて、何か突破口を見つける。
そのためには、「やれることは全部やる」くらいのスタンスが必要。大袈裟に言うと、「覚悟」です。
なにしろ、「20人のうちの1人」ですから。
少しでも可能性があることには検証してみる。飛びついて試してみる。

トレードルールを作るというのもおすすめです。
「大負けしにくいルール」「負けにくいルール」
「20人に1人」といっても、ほとんどの人はルールを作っていないか、ルールを作っても守れません。
ルールを作って、きちんとトレードすれば、「20人のうちの1人」になれる可能性がグッと高くなります。

また、「負けトレードを分析する」ということもおすすめです。
ほとんどの人が、「同じような負け」「同じような失敗」と繰り返しています。
たとえば、「コツコツドカン」とか。
コツコツドカンとは、コツコツと積み上げた利益を、たった1回の負けでドカンと吹っ飛ばしてしまうトレードのことです。
このような負けを繰り返さないだけでも、「20人のうちの1人」になれる可能性がグッと高くなります。

きちんとしたトレードができれば、20人のうちの1人になれる!

「20人に1人」という数字でがっかりしてしまった人もいることでしょう。
でも、悲観することはないでしょう。
なぜなら、ほとんどの人は「きちんとしたトレード」をしていないからです。

たとえば、
「ロスカットがきちんとできない」
「急騰している銘柄に飛びついてしまう」
「含み損が出ると、ナンピンをしてしまう」
など。
20人のうちの半数以上はこのようなトレードをしています。
だから、きちんとしたトレードをしていれば、「20人もうちの1人」になれる確率が高くなるわけです。
「ロスカットをきちんとする」
「急騰している銘柄に、やたらと飛びつかない」
「含み損が出たからといって、やたらとナンピンをしない」
というようなことが守れれば、いいわけです。

「20人のうちの1人」になるには「1日限定の信用取引」が必要!

先にも述べた通り、デイトレブームの頃は売買手数料がそれなりに高かったので、稼げるようになれる人が少なかったわけです。
売買手数料の金額によって、デイトレで稼げるようになる人の割合が大きく変わる、といえます。デイトレは1日に何回、何十回と取引をするわけですから、当然です。
なので、とにかく、売買手数料を安くすることが大切。

「1日限定の信用取引」が必要です。
「1日限定の信用取引」とは、翌日以降に持ち越さない信用取引のことです。
なんと、売買手数料が無料!
※証券会社によっては「信用取引の金利や貸株料」がかかります。

以前、あるトレーダーの方から相談を受けたことがありました。
「デイトレを〇年やっているけど、稼げるようにならない」と。
その方の取引を分析したら、「1日限定の信用取引」を使っていませんでした。
そこで、「こういうのを利用すれば、売買手数料をかなり安くできますよ」と教えてあげました。

「1日限定の信用取引」は以下の証券会社でサービスを提供しています。
松井証券の『一日信用取引』
楽天証券の『いちにち信用』
SBI証券の『日計り信用』
マネックス証券の『ワンデイ信用』
auカブコム証券の『デイトレ信用』

これを使わない手はないと思います。
売買手数料を払って、「20人のうちの1人」になるのはかなり難しいことだと思います。
利用しましょう。

二階堂重人執筆のデイトレード本 紹介
『最新版 これから始める株デイトレード』(日本文芸社)
『最新版 株デイトレードで毎日を給料日にする!』(すばる舎)
『株デイトレードのすごコツ80』(すばる舎)

 

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