ボリンジャーバンドのバンドウォークを使った立ち回り

「バンドウォーク」もその一つです。
ボリンジャーバンドで注目するべきところは複数あります。
バンドウォークとは、ボリンジャーバンドの±1σまたは±2σラインに沿って、株価が一方向(上、または下)に推移し続ける状態を指します。

バンドウォークしながら上昇……ボリンジャーバンドの+1σまたは+2σラインに沿って上昇
バンドウォークしながら下降……ボリンジャーバンドの-1σまたは-2σラインに沿って下降

下のチャートでは、赤い四角で囲ったところが「バンドウォークしながら上昇している局面」、青い四角で囲ったところ(※2ヵ所)が「バンドウォークしながら下降している局面」です。

※メタプラネット(3350)の日足チャート

バンドウォークは「強いトレンドが発生しているとき」に発生します。

バンドウォークしながら上昇している株価を捕まえる

ここからは「トレードへの活かし方」について解説します。
まずは、「バンドウォークしながら上昇している状況」についてです。
バンドウォークしながら上昇しているときは、「強い上昇トレンドが発生しているとき」なので、「買いで入るには絶好の状況」だといえます。
トレードスタイルは、「押し目買い」「飛び乗り」「ブレイクアウト」「波乗り」などがいいでしょう。
私は、「バンドウォークしながら上昇している株価を捕まえるイメージ」で入ることが多いです。

バンドウォークでの上昇が終わったら買いポジションを減らす

バンドウォークでの上昇はいつまでも続くわけではありません。
どこかで終ります。
バンドウォークでの上昇が終わったということは、「上昇トレンドの強さが弱くなった」「上昇トレンドが終った」という可能性があります。
買いポジションを持っている場合、減らしたほうがいいでしょう。
すでに株価が大きく上がって、大きな含み益が出ているようであれば、すべてのポジションを利食いするのもあり。
残したいのであれば、一部だけ利食いします。
いずれにしても、少し利食いしておいたほうがいいです。

バンドウォークでの上昇が再び始まったら?

バンドウォークでの上昇が終わった後、そこから横ばいになるか、下落していくかはわかりません。
また、バンドウォークでの上昇が再び始まることもあります。
その際、買い直してもいいでしょう。
ただし、「株価がさらに上昇していくという、何らかの根拠があれば」の話です。
たとえば、大きな材料が出ていて、まだ上昇すると思えるようなときは、買い直してもいいでしょう。

バンドウォークでの下降が始まったら

バンドウォークでの上昇が終わった後、バンドウォークでの下降が始まることがあります。
バンドウォークしながら下降しているときは、「強い下降トレンドが発生しているとき」です。
買いポジションを持っている場合は決済したほうがいいでしょう。
新規では買わないようにします。

とくに、「ナンピン買い下がり」はしないこと。
ナンピン買いによってうまくいくこともありますが、いつか、大きな損失を出してしまいます。
新規での買いは、バンドウォークでの下降が終ってからにすること。
カラ売りで入るのはありです。

バンドウォークでの下落が終わったら買ってもいいのか?

バンドウォークでの下落もいつかは終ります。
しかし、これは「強い下降トレンド」が終わっただけであり、株価が上昇していくとはかぎりません。
そのため、バンドウォークでの下落が終わったからといって、「買いの根拠」にはならないわけです。

どの時間軸のチャートでも同じことがいえる

先ほどの実例では日足チャートを使いましたが、どの時間軸のチャートでも同じことがいえます。
1分足チャートでも、5分足チャートでも、週足チャートでも、考え方は同じということです。

バンドウォークを使った立ち回り まとめ

以上が、「ボリンジャーバンドのバンドウォークを使った立ち回り」です。
最後に、まとめておきましょう。

バンドウォークで上昇している株価を捕まえるイメージで買う
バンドウォークでの上昇が終わったら買いポジションを減らす
バンドウォークでの上昇が再び始まったら、買い直すのもあり
バンドウォークでの下降が始まったら、買いポジションを決済する
バンドウォークでの下降が始まったら、新規の買いは控える

 

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