9月22日にデイトレで井筒屋のストップ高は取ることができました。
前日に「押し安値を下抜けしても株価が大きく崩れず、持ち直した」という動きを見て、「株価がもう一段上にいくのでは」と思い、デイトレ当日の9月22日に「(前日からの)上昇の流れの継続」を確認して買いで入りました。
直近で急騰した銘柄が押し安値を下に抜けると、株価が崩れる確率が高くなります。
終値が押し安値を下抜けた時点で、上昇トレンドが終了するからです。
買いポジションを持っていたトレーダーの多くは、ポジションを売って決済します。
また、「どこかのタイミングで買いたい」と思っていたトレーダーは、買いを控えます。
買いよりも売りが多くなるので、株価が一気に崩れることもよくあります。
しかし、押し安値を下抜けしても崩れない場合があります。
私の経験からすると、その場合、直近の高値を上抜けする確率がかなり高くなります。直近の高値を更新する確率が高いということです。
押し安値を下抜けする
↓
株価が大きく崩れない
↓
大口が株価をもう一段上に持っていこうとしている
↓
直近の高値を更新する
「大口が株価をもう一度上に持っていこうとしている」というのは、あくまでも、私の推測です。実際にはどうかわかりません。
しかし、同じように考えているトレーダーはけっこう多いと思います。
【実例解説】井筒屋(8260)
では、実例で見てみましょう。
下のチャートは、井筒屋の日足チャートです。
9月17日、9月21日、9月22日と3日間連続で急騰しています。
井筒屋 日足チャート(9月22日まで)
次に、9月21日の5分足チャートを見てみます。
井筒屋の5分足チャート(9月21日)
赤の丸で囲ったところが押し安値です。
5分足の終値がここを下抜けると、株価が崩れる確率が高くなります。
この時も、少し崩れかけています。
しかし、株価は258円を安値にして切り返しました。
そして、大引きにかけてじわじわと上昇。
この値動きを見て、
「崩れなかったな。これ、けっこう強いな」
と思いました。
と同時に、
「明日、上昇の流れが継続されるなら、乗っていこう」
と思いました。
トレード戦略を立てたわけです。
次に、デイトレ当日である9月22日の5分足チャート見てみましょう。
井筒屋の5分足チャート(9月21日)
ある値動きを見て、「上昇の流れを継続している」と判断。
リスクを限定して、買いで入りました。
前にも公式サイトかツイッターで書いたのですが、「押し安値を下抜けても株価が崩れなかった」という根拠だけでは、買いで入ることはできません。これだけでは根拠が弱いからです。もう1つ、何か根拠が必要。
いちばんいいのは、「(前日からの)上昇の流れの継続を確認」です。5分足チャートや1分足チャートで確認した後、買いで入ります。
「押し安値を下抜けても株価が崩れなかった」という銘柄は、ほぼ毎日、あります。
ちなみに、プロルート丸光(8256)が8月に急騰したときも、同じように、押し安値を下抜けたけど株価が大きく崩れず、すぐに持ち直しました。
このときも、と同じようなトレード戦略で大きく稼ぐことができました。
まとめ
①押し安値を下抜けしても株価が大きく崩れなかった
②下位足チャートで上昇トレンドの継続、または、下位足チャートで上昇トレンドへの転換を確認
この2つをきちんと見極めることができて、デイトレードに活かすことができれば、かなり稼ぐことができます。
年間にすればかなりの利益を叩き出すことができます。
画像出所:松井証券『ネットストックトレーダー』