どうも。
二階堂です。
今日は、「トレードにおける距離感」について少し書いてみたいと思います。
トレードでは、距離感が重要です。
とくにデイトレの場合、スイングトレードや短期売買よりも距離感が重要になります。
私の本のキャッチコピーに「勝率8割以上」とよく書かれています。
実際、トレードの勝率は8割以上です。
もちろん、トレードは勝率が高ければ良い、というわけではありません。
たとえ勝率が9割以上だとしても、トータルで損失が出ることもあります。
9回勝ったとしも、残りの1回で大きく負けてしまえば、10回のトレードのトータルで損失になることもあるわけです。
勝ち負けの金額がほぼ同じという条件であれば、勝率が高いほうがいいでしょう。
トレードの勝率を高くする方法はいくつかあるのですが、これを意識すれば勝率が高くなるというのがあります。
それこそ、明日からでも勝率を上げることができます。
それが、「距離感」です。
距離とは、現在の株価と自分が買う値段との価格差のこと。
これをどのくらいにするか、ということが重要です。
距離(間合い)が大事なスポーツというと、ボクシングが有名です。
相手との距離を詰めて、打ち合うようなボクシングをするか。
それとも、相手との距離をとって、パンチをもらわないようにしながら、攻撃する機会をうかがうようなボクシングをするか(いわゆる、アウトボクシング)。
このように、戦略によって距離を変えるわけです。
これをトレードに持ち込みます。
自分がどういう距離でトレードするかということです。
勝率よりも利益を重視するなら、距離を詰めたトレードをする。
逆に、勝率を重視するなら、距離をとったトレードする。
ということになります。
距離を詰めたトレードでは、トレード回数が多くなります。
勝ち負けを繰り返すため、勝率が低くなります。
勝ち負けを繰り返しながら、利益を積み上げなければなりません。
また、ダウンするような一発を食らう確率が高くなります。
買った途端に急落し、大きな損失が出るといったこともあります。
距離を取ったトレードでは、トレード回数が少なくなります。
しかし、負けはかなり少なくなるので、勝ちやすくなります。
また、一発を食らう確率はかなり低くなります。
距離は離れすぎてもダメ、詰めすぎてもダメ。
トレードの戦略に合った丁度いい距離を見極める。
これが「トレードにおける距離感」ということになります。
「具体的にどのようなトレードをすればよいのか」ということはまた今度にしますが、こういった考えでトレードをすれば勝率を上げることが簡単にできるわけです。