デイトレ初心者の方は、「自分のトレードスタイルで負けやすい状況」を調べ、その状況を避けてトレードしましょう。
負けやすい状況を避けるだけでも、勝率やトータルでの利益はだいぶ変わってくると思います。
では、負けやすい状況とは、どのような状況のことなのでしょうか？
これは、自分の負けトレードを分析すればわかります。
といっても、初心者の方にはなかなかわからないことでしょう。
そこで、この記事では、買いで負けやすい状況の1つを紹介したいと思います。
テクニカル指標を1つ使います。
有名なボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドを使えば、負けやすい状況の1つは簡単にわかります。
それは、「株価がバンドウォークで下降している状況」です。
バンドウォークとは、「±2σのラインに沿って価格が推移すること」、または「±1σと±2σの間を中心に上昇、下降すること」を指します。
つまり、「株価が-2σのラインに沿って下降している状況」や「株価が-1σと-2σの間を中心に下降している状況」が（買いで）負けやすい状況の1つということです。
下のチャートでは、赤い線で囲った部分がバンドウォークで下降している状況です。
勿論、バンドウォークで下降している状況で買っても儲かることはあります。
しかし、短期的には下降トレンドになっている可能性が高いので、買いで入るのは不利といえます。
そのため、初心者の方は株価がバンドウォークで下降している状況では、買いで入らないようにしましょう。
「買いで入りたい」と思ったら、バンドウォークでの下降が終わった後、買いの根拠が1つ以上出てから入るようにしましょう。
先にも述べた通り、この状況を避けるだけでも、勝率やトータルでの利益はだいぶ変わってくると思います。
買いポジションを持っているときにバンドウォークで下降しはじめた、ということもあるでしょう。
こういった場合はどうすればよいのでしょうか？
これが正解、というのはないと思います。
私の場合は、すぐにロスカットします。
ロスカットして、またいいタイミングがあれば買いで入り直します。
「ロスカットができない」という方もいることでしょう。
それでも、できれば、少しポジションを減らしたほうがいいと思います。
私の場合、バンドウォークで下降している状況でも、リバウンド狙いの買いで入ります。
下落の仕方次第では稼ぎ時になるからです。
でも、ただ下がった状況で買えば儲けられる、というわけではありません。
「1分足チャートで波形から下落幅を想定する」
「板の状況で株価が一旦下げ止まる確率が高いところを値段を見極める」
「歩み値でリバウンド幅を想定する」
こういったことができれば、バンドウォークで下降している状況でも買いで稼げるわけです。
