日足チャートを使ったリスク分析の方法はいくつかあるのですが、この記事では最も基本的な方法を紹介します。
私の場合、直近で急騰した銘柄をトレードすることが多いので、まずは、現在の株価が「上昇の起点」からどのくらいの高さにあるのか、ということを見極めます。
「高ければ高いほど、リスクが大きい」ということになります。
では、実際のチャートを使って説明しましょう。
下のチャートはジェイ・エスコムホールディングスの5分足チャートです。
「上昇の起点」は、上昇が始まった日の「前日の終値」です。
2022年12月2日の終値102円が「上昇の起点」ということになります。
デイトレ当日の株価が、起点の102円からどのくらい高い位置にあるのか、によって、リスク度合いを見極めるわけです。
2022年12月7日の始値は230円です。
起点から3営業日で株価が2倍以上。かなり高い位置にあるといえます。
このことを頭に入れて、トレードしていく必要があるわけです。
私の場合、リバウンド狙いで入ることが多いので、「入る位置(買う位置)」を通常よりも少し下げます。
どのくらい下げるかは、状況次第ということになります。
過去の経験をもとに、「通常よりも●円下げる」を決めるわけです。
リバウンド狙いの場合、「入る位置」を下げることによって、リスクを抑えることができます。
また、勝率がグッと上がります。
2022年12月7日の場合は、通常よりも5~8円下げました。
これは、この銘柄の株価水準からすると、かなり大きな下げ調整になります。
そのくらいリスクが大きかったということです。
このように日足チャートからリスク度合いを見極めて、それをトレードに活かしています。